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第33回研究発表会(2024年9月23日)
1.賢治詩における「さんさ踊り」考
森 義真
2.宮沢賢治の肥料設計書の時代的制約─好ケイ酸植物である水稲を巡る考察─
田知本 正夫
3.『児童文学』と中野会、そして、宮沢賢治の晩年の作品の改稿理由
森中 秀樹
4.「雁の童子」論
鈴木 健司
第32回研究発表会(2023年9月23日)
1.「カムパネルラが見ている〝地図〟」から読み解く新たな銀河鉄道のルート図
伊藤 百合
2.「自省録(宮澤トシ)」の意味と「原文」紹介 ~「宮澤トシ、100年めの贈物」に感謝しながら~
望月 善次
3.アザリア同人、小菅健吉の生涯
田知本 正夫
4.宮沢賢治作品と白鳥信仰
能村 将之
第31回研究発表会(2022年9月23日)
1.現代小説の中で奏でられる宮沢賢治 ──恩田陸『蜜蜂と遠雷』を例に──
黄 毓倫
2.宮澤賢治とSTEAM教育 ~永訣の朝の新しい解釈可能性を求めて~
山口 登
3.自筆教材絵図における土壌微生物に関わる図: 羅須地人協会で「菌根」の講義をしたのだろうか?
齋藤 雅典
4.ザネリという存在への再検討
増田 栞里
第30回研究発表会(2021年9月23日):ウェビナー形式で開催
1.森の答え ──村を開くことの許し
中路 正恒
2.宮澤トシの総合的考察(一) ~鈴木竹松の略歴概要と作曲校歌の紹介を兼ねながら~
望月 善次
2020年度研究発表会(2020年9月23日)
(新型コロナウイルス感染予防のため中止)
第29回研究発表会(2019年9月23日)
1.宮沢賢治の作品における中心と周縁
サクシ・シリー
2.「絵画」表象から観た賢治文学
―「月夜のでんしんばしら」の表象検証を中心に
堀内 克丸
3.〈多様ノ統一ノ原理〉再考
―宮澤賢治におけるフェヒナー、リップス、田中智学との思想的結節点をめぐって―
木村 直弘
第28回研究発表会(2018年9月23日)
1.「双子の星」のモデルとなった「星」は何か?
―地学的観点からの新説―
松原 尚志
2.賢治和歌の万葉的側面 ―形式上の観点から―
石島 崇男
3.賢治の教科書
後藤 和彦
4.「ポラーノの広場」論 ―語りの視点から
楊 晴
第27回研究発表会(2017年9月23日)
1.ほんたうの神様論争 ―賢治の『神観』
富永 国比古
2.宮沢賢治と高橋元吉
高橋 在也
3.宮沢賢治と浅草オペラ
―詩「函館港春夜光景」を例に―
黄 毓倫
4.「銀河鉄道の夜」における列車と天の川の位置関係についての考察と「そらの野原」の空間的具体像の提案
木野 陽
第26回研究発表会(2016年9月23日)
1.賢治の読んだ『青い鳥』
―〈チルチルの声〉の在り処を求めて―
坪谷 卓浩
2.「銀河鉄道の夜」と北海道 PART Ⅱ
―王子製紙の軽便鉄道が「銀河鉄道」の地上モデルであることの可能性について―
根本 敬子
3.「白堊系の砂岩の斜層理」とは?
加藤 碵一
4.「御本尊」四題
望月 善次
第25回研究発表会(2015年9月23日)
1.戦没学徒・佐々木八郎エッセイ「愛と戦と死」
白木 健一
2.宮沢賢治「土神と狐」の罠
―〈色〉と〈望遠鏡〉の視点から
王 静
3.斎藤宗次郎を訪れた一人のドイツ人
―明治42年を起点とした賢治周辺―
藤田 英忠
4.『春と修羅』とモダニズム詩の誕生
赤崎 学
5.宮沢賢治の〈全体〉と〈個〉の思想と実践
牧 千夏
第24回研究発表会(2014年9月23日)
1.宮沢賢治の直喩
―『春と修羅』、特に「小岩井農場」を中心に
小林 俊子
2.「銀河鉄道の夜」における自己犠牲について
ラモジョマ
3.宮沢賢治の短歌と岩手文学における新派短歌の動向
―小田島孤舟を中心として
秋枝 美保
4.宮沢賢治作品における「鉱物性色彩語」考
加藤 碵一
5.「産業組合青年会」に寄せる賢治の期待と現実
中嶋 信
第23回研究発表会(2013年9月23日)
1.「銀河鉄道の夜」と北海道
―王子製紙軽便鉄道が、銀河の旅の地上モデルである可能性について―
根本 敬子
2.「銀河鉄道の夜」におけるジョバンニの成長
―カムパネルラを通じて
LAMAO ZHUOMA
3.逃走物語の成立 ―「銀河鉄道の夜」詩論
閻 慧
4.満洲国に渡った「雨ニモマケズ」
―戦中期、宮沢賢治受容の諸相―
構 大樹
5.「賢治着色地質図草稿新資料の検討」
加藤 碵一
第22回研究発表会(2012年9月23日)
1.「少年小説」メモ考
―「長篇」から「少年小説」への変遷に関する一考察―
山本 貴恵
2.「賢治の少年」
穂束 恵美
3.宮沢賢治とキリスト教のいくつかの局面
富山 英俊
第21回研究発表会(2011年9月23日)
1.詩「習作」から「休息」への意識の流れ
―松井須磨子初演の劇「カルメン」の位置―
石島 崇男
2.宮沢賢治光の詩学
―現代における宮沢賢治受容の一考察―
後藤 和彦
3.「なめとこ山の熊」
―なめとこ山の熊のことならおもしろい 小考―
宇佐美 怜子
4.樺太旅行で、賢治が見た(かもしれない)もの
―行程研究および”植民地ツーリズム”論への試み―
藤原 浩
5.宮澤賢治の地的背景
加藤 碵一
第20回研究発表会(2010年9月23日)
1.賢治論/賢治研究における地質学上の疑義と誤謬
加藤 碵一
2.黒い繻子服(法服)と読み解く賢治の作品
酒主 邦夫
3.化学の視点から捉える賢治作品のおもしろさ
~なぜ雲はたよりないカルボン酸のイメージなのか~
神代 瑞希
4.宮沢賢治の詩碑等の建立について
泉澤 竹男
5.嘉十とアリス ―鹿との境界線―
人見 千佐子
6.江刺の地質と作品「十六日」「泉ある家」
原子内 貢
7.「駒形山」調査報告 ―忘却のまえに―
八重樫 新治
8.作品「黄いろのトマト」の価値観を読み解く
~シュヴァイツァーの「生への畏敬の倫理」~
長沼 士朗
第19回研究発表会(2009年9月23日)
1.「雨ニモマケズ」を「十界互具論」より見た一考察(その二)
姉歯 武司
2.『銀河鉄道の夜』第四次稿の成立についての一試論
―「ベートーフェンの幻想を」に「第九」交響曲の可能性を探る―
石島 崇男
3.闘争の空へ ―宮沢賢治『春と修羅』試論
後藤 和彦
4.風野又三郎の「大循環」、ジェット気流予見の謎
白木 健一
5.賢治の二つの曼荼羅
「永訣の朝」と「雨ニモマケズ」、そして「銀河鉄道の夜」に関する考察
仙北屋 崇
6.宮沢賢治と保阪嘉内の「訣別」をめぐって
大明 敦
7.「稲作挿話」に関する土壌肥料学的考察
田知本 正夫
第18回研究発表会(2008年9月23日)
A1.『なめとこ山の熊』:最後のシーンの小十郎と熊たち
中路 正恒
A2.「北守将軍と三人兄弟の医者」考
佐藤 啓一
A3.「紫紺染に魅せられて」要旨
青木 静枝
A4.『黄色のトマト』が語るもの
―ペムペルとネリの「かあいさう」を探る
宇佐美 怜子
B1.「銀河鉄道の夜」原稿6分割論
米地 文夫
B2.『銀河鉄道の夜』における「或る心理学的な仕事」
―トランスパーソナル心理学の視点から
福士 春男
B3.詩「雨ニモマケズ」を「十界論」より見た一考察
姉歯 武司
B4.宮沢賢治の粒子感について
神代 瑞希
第17回研究発表会(2007年9月23日)
A1.宮沢賢治のトランスパーソナル心理学者的側面
福士 春男
A2.詩「雨ニモマケズ」を手帳から読む・その2
正しく読めば見えてくる修羅の姿
八重樫 新治
A3.宮沢賢治の慣習的オノマトペによる表現
―〈繰り返し〉と〈組み合わせ〉
小林 俊子
A4.ディベート的観点からみる「ビジテリアン大祭」
稲垣 大助
A5.「銀河鉄道の夜」異読
―盂蘭盆会・中元をキーワードとして―
高橋 直美
B1.賢治歌稿の意味 ~「青びとのながれ」を中心として
望月 善次
B2.詩「住居」の生成過程についての一試論
―ベートーベン「第九」交響曲の意味―
石島 宗男
B3.賢治「春と修羅」の教理学的論考
一戸 良行
B4.【風の又三郎】考
~「ちょうはあかぐり」の謎に迫る~
小野寺 賢一
B5.カメラから見た作品関連の地など
泉澤 竹男
第16回研究発表会(2006年9月23日)
1.「ひかりの素足」にみる賢治の宗教の重層性
~法華経、浄土三部経、民俗信仰との関連から~
小林 節子
2.「黒と白との細胞」による千億の明滅
浜垣 誠司
3.「雨ニモマケズ…」とマンダラの考察
白木 健一
4.詩叢「春と修羅」の生態学的論考
一戸 良行
5.「竜と詩人」考 ―赤い珠に込められた想い―
森 義真
6.詩「雨ニモマケズ」を手帳から読む
―テキストクリティークの視点―
八重樫 新治
7.賢治短歌の技法
~中村明の比喩三分類(指標・結合・文脈)の観点から~
望月 善次
第15回研究発表会(2005年9月23日)
1.「歌稿B」の編集意義
~「明治四十四年一月より(「歌稿B」)」と生活事実との対比を中心として~
望月 善次
2.「土神ときつね」の「きつね」
―きつねは何を決意したのか 土神の泪できつねは浄化されるのか
池田 信雄
3.小題「春と修羅」の物象学的論考
一戸 良行
4.北海道での『税務署長の冒険』発行をめぐって
~八森虎太郎を中心に~
柴村 紀代
5.「ポラーノの広場」の競馬場
小林 俊子
6.相対性理論百年「四次元幻想」の源泉への旅
寮 美千子
第14回研究発表会(2004年9月23日)
1.宮澤賢治の社会思想的研究の試み
長山 雅幸
2.北海道における賢治の受容
…更科源蔵と小田邦雄のかかわり
横田 由紀子
3.表現からみるジョバンニの自立
平岡 弘子
4.宮沢賢治〈花鳥童話〉論
倉持 純子
第13回研究発表会(2003年9月23日)
1.童話「銀河鉄道の夜」と藤原健次郎・南昌山
松本 隆
2.〈書き手〉の神出、〈声〉の鬼没
―宮澤賢治「風〔の〕又三郎」試論―
村瀬 甲治
3.「なめとこ山の熊」 ―ひきざくら考
宇佐美 怜子
4.お月さまの姿と賢治童話群
白木 健一
5.占領期の検閲と賢治童話
谷 暎子
6.宮沢賢治作品に見られる「農」の思想
―「農民芸術概論綱要」を中心として―
大島 丈志
第12回研究発表会(2002年9月23日)
1.宮澤賢治らの『盛岡附近地質調査報文』の
特徴と以後の地質・土性調査への影響
亀井 茂
2.宮沢賢治画「日輪と山」の謎
斎藤 文一
3.「セロ弾きのゴーシュ」にみられる宮沢賢治の音楽性について
相原 啓寿
4.成人教育者としての宮沢賢治
―一九二〇年代の成人教育・社会運動・農民運動の動向からの影響―
藤田 清子
5.賢治求道の径
杉山 諭
第11回研究発表会(2001年9月23日)
1.「農民芸術概論綱要」に登場する童話の主人公たち
藤森 敏夫
2.『銀河鉄道の夜』登場植物の生育時期に関する一考察
藤尾 昌裕
3.『銀河鉄道の夜』に潜む「南中現象」を探る
杉浦 嘉雄
4.[鏡鏡鏡鏡]注の正しい読み方
板谷 栄城
注:実際には「鏡」を「田」の形に4つ並べた賢治の造字
第10回研究発表会(2000年9月23日)
1.ルーラルデザインとしての「春と修羅」〈第三集〉
樋口 恵
2.日英対訳・賢治童話の読み取りから学ぶ事
~「オツベルと象」に頻出するオノマトペの英訳手法を中心に~
高橋 悌子
3.「柳沢」に記録された異常発光現象
―榊氏の「新説」について
斎藤 文一
4.賢治と芸術宗教科学観について
杉山 諭
5.異空間の冷たさと匂い
板谷 英城
第9回研究発表会(1999年9月23日)
1.賢治の方法
井上 寿彦
2.文語詩「硫黄」の背景
細田 嘉吉
3.大正5年宮澤賢治クラスの盛岡附近地質調査の動機に関する一考察
亀井 茂
4.法華文学の創作とは?
―とりあえず『風ノ又三郎』その他―
杉尾 玄有
第8回研究発表会(1998年9月23日)
1.賢治さんと人造宝石
白木 健一
2.地学からみた「楢ノ木大学士の野宿」
細田 嘉吉
3.「心象スケッチ」における〈修飾〉
―(mental sketch modified)をめぐって―
森本 智子
4.賢治はどのような虹を見ていたか
斎藤 文一
第7回研究発表会(1997年9月23日)
1.宮沢賢治の歴史 ~学生期における盛岡との関わり~
吉田 敬二
2.『春と修羅』〈第三集〉「手法の革命」―優しい光
樋口 恵
3.「水仙月の四日」論 ―宮沢賢治の一九二二年一月―
奥山 文幸
4.戦没学徒の記録にみる宮沢賢治
白木 健一
第6回研究発表会(1996年9月23日)
1.「心象スケッチ」の成立とエマソン受容
水野 達朗
2.「疾中」(1929年2月)考
高橋 直美
3.詩〔東岩手火山〕を読む ~鳥海山はなぜみえないのか~
鈴木 しのぶ
4.日下部四郎太著『物理学汎論 上・下』と賢治
力丸 光雄
第5回研究発表会(1995年9月23日)
1.宮澤賢治江刺郡地質調査の動機と目的
亀井 茂
2.宮澤賢治「山男の四月」考 ―市場的空間と罪の浄化―
木本 雅康
3.宮沢賢治と戦争
押野 武志
4.新発見資料群にみる花巻農学校の教育と宮沢賢治
~岩手県立農業諸学校との比較検討~
中川 隆
5.賢治童話における「観るもの」と「観られるもの」
―「茨海小学校」と「猫の事務所」の場合―
米地 文夫
6.古いみちのくの断片を保て
―宮沢賢治と〈松並木問題〉―
中地 文
第4回研究発表会(1994年9月23日)
1.『銀河鉄道の夜』にみられる宗教の受容
高橋 直美
2.『文語詩稿』構想の成立過程試論
―二次構想の展開実態と(写)注印稿の形成―
島田 隆輔
注:実際は〇の中に「写」の字
3.環境問題からみた賢治の作品
―時間、空間および全生物との共存の視点から―
小林 節子
4.賢治の宗教的宇宙
―ファンタジーの構造と「雨ニモマケズ」の世界を中心にして―
岡屋 昭雄
第3回研究発表会(1993年9月23日)
1.デクノボーの系譜
松川 由博
2.『土神と狐』の修羅性 ―土の意味をめぐって―
山根 知子
3.『春と修羅 第二集』〔祠の前のちしゃのいろした草はらに〕考
木村 東吉
4.宮沢賢治短歌論・序説
永井 健一
第2回研究発表会(1992年9月23日)
1.宮沢賢治の宗教歴程・Ⅰ
―賢治の真宗信仰―
大島 宏之
2.宮沢トシ死と再生の間で
―春と修羅、もうひとつの読み方―
中島 愈
3.宮沢賢治の科学的自然観に関する研究
―その科学教育史的意義について―
中野 浩
4.「フィールドワーカー型仏教者」
智学・慧海への宮沢賢治の憧憬について
米地 文夫
5.「〔北いっぱいの星空に〕」試読
―〈童話風〉の意味するところ―
鈴木 健司
第1回研究発表会(1991年9月23日)
1.宮沢賢治の作品観・異説
―入沢康夫説に対する疑問―
木本 雅康
2.宮沢賢治の“稗貫郡地質及び土性調査”参加の意義
亀井 茂
3.心平・賢治・光太郎
―その接点と相互作用―
深澤 忠孝
4.宮沢賢治における文学の発生・序説
平澤 信一
5.「無声慟哭」「オホーツク挽歌」作品群の解釈をめぐるいくつかの問題点
―トシ成仏の可否をめぐる賢治の煩悶―
高橋 直美
6.〈宮沢賢治と芥川龍之介〉メモ
山田 正大