「63、さくらばな日詰の駅のさくらばな風に高鳴りこゝろみだれぬ。」

「56、シベリアの汽車に乗りたるこゝちにて 晴れたる朝の教室に疾む。」

「49、信夫山はなれて行ける機関車の湯気に泛びて松をこめたり」

「47、東京よ これは九月の青りんご かなしと見つゝ 汽車にのぼれり。 」

「現代小説の中で奏でられる宮沢賢治―恩田陸『蜜蜂と遠雷』を例に―」

「36、りんごの樹ボルドウ液の霧ふりてちいさき虹のひらめけるかな」

「5、ひとびとにおくれてひとりたけたかき橘川先生野を過ぎりけり」

「72、うるはしき海のびらうど褐昆布寂光ヶ浜に敷かれ光りぬ。」

「第32回宮沢賢治賞受賞者講演録 旅人・無窮遠の…」

「連載 資料と研究・ところどころ(41)保阪嘉内宛宮沢賢治書簡(「新校本全集」書簡番号102a)の位置」