「37、本堂の高座い島地大等のひとみに映る黄なる薄明」

「33、あまの邪鬼金のめだまのやるせなく青きりんごをみつめたるらし。」

「23、なつかしき地球はいづこいまははやふせど仰げどありかもわかず。」

「はじめに―賢治の短歌について」

「24、なにのためにものをくふらんそらは熱病馬はほふられわれは脳病」

「21、あたま重きひるはさびしく錫いろの魚の目球をきりひらきたり。」

「93、雲ひくく桜は青き夢の列汝は酔ひしれて泥洲にをどり。」

「宮沢賢治資料(65)/佐藤隆房所蔵資料の寄贈について~詩稿「S博士に」等~」

「51、あけがたの食堂の窓そらしろくはるかに行ける鳥のむれあり。」

「50、夜の底に霧たゞなびき燐光の夢のかなたにのぼりし火星」