2023年度の第8回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞が、下記のように決定しました。
宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞
板垣 寛 様
父の代に宮沢賢治から直接受けた農業指導を受け継いで、賢治の教えを現代に生かす農業実践を続けるとともに、石鳥谷地区における賢治の顕彰活動の中心となって、その精神の普及に長年取り組んできた業績に対して。
【選考理由】
板垣寛氏は、花巻市石鳥谷地区で先祖代々農業に携わっているが、父の板垣亮一氏が宮沢賢治から数回にわたって直々に農業指導を受けた縁を引き継いで、賢治の教えに従った肥料の配分や植栽方法を今に伝える農場を運営し、現在も毎年陸羽一三二号の栽培を続けている。
また、1994 年の葛丸ダムにおける「葛丸」歌碑の建立や、2006 年の「道の駅 石鳥谷」における「三月」詩碑の建立に際しては中心となって活動し、石鳥谷農業伝承館の設立や石鳥谷肥料相談所跡の説明板設置にも尽力した。
以上のような、賢治の精神を伝える農業実践や、長年にわたる賢治の顕彰活動は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞を贈呈するにふさわしい。
贈呈式について
賞贈呈式は、令和6年9月22日(日)午後に、花巻市定住交流センター(なはんプラザCOMSホール)で開催します。
贈呈式の詳細については、後日、改めてお知らせいたします。