宮沢賢治に関する花巻市の施設としては、宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館、宮沢賢治童話村(設立順)の三つがあります。いずれも、花巻市の北東部に位置する胡四王山(こしおうざん)に、配置されています。
開館は、宮沢賢治記念館の1982(昭和57)年が最初で、その後胡四王山周辺の整備が順次進み、現在の状態に至りました。
すぐ近くによく似た名称の施設が集まっていますので、初めて訪れた方には違いがわかりにくいかもしれませんが、それぞれに特色があります。
各施設の特徴を簡単に下の表にまとめましたので、訪問時の参考にしていただければ幸いです。
施設名 | 宮沢賢治イーハトーブ館 | 宮沢賢治記念館 | 宮沢賢治童話村 |
開館 | 平成4(1992)年10月10日 | 昭和57(1982)年9月20日 | 平成8(1996)年 |
所在地 | 花巻市高松第1地割1番地1 | 花巻市矢沢第1地割1−36 | 花巻市高松第26地割19 |
施設規模等 | 平屋922㎡ | 平屋1010㎡ | 敷地面積11万㎡ |
運営・関連団体 | 宮沢賢治学会イーハトーブセンター | (一財)宮沢賢治記念会、花巻市の管理運営 | (一社)花巻観光協会 |
団体設立等 | 1992(平成4)年9月21日 | 1976(昭和51)年1月22日 | 1997(平成9)年3月31日 |
目的と機能 | 賢治の二次資料を扱う。 ホール200席 相互理解・討議・研究・資料探索のための「広場」 | 賢治の一次資料を扱う。賢治関連資料の収集、保管、展示他により生涯と事績を紹介する。 | 賢治童話の世界で楽しく学ぶ学習施設との位置づけ。様々な試みを重ね独自に進化する。 |